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旅行会社(ネット系)
楽天トラベル
ネット系旅行会社の雄といえば楽天トラベルでしょう。この楽天トラベルは2010年度の国内旅行の取扱高では近畿日本ツーリストや日本旅行を押さえてJTBに次ぐ第2位になりました。ネット系の旅行会社は通常の旅行会社と違って店舗を持ちません。ネット上に構築しているサイトが集客の全てになるのです。
もちろん日本旅行や近畿日本ツーリストも有力な旅行サイトを構築していますが集客力の点では楽天トラベルには遠く及びません。この差がどこで出ているかというと母体サイトである「楽天」の存在が大きいのです。「楽天」の集客率を大いに利用して、旅行サイトを立ち上げ、さまざまな旅行業者からの出稿料や掲載する広告が主な収益源となっています。
楽天トラベルの従業員は334名(2010年)ですが、これは近畿日本ツーリストの従業員数3380名(2009年)の約10分の1です。これからみても収益率の高さは察するにあまりまります。通常の旅行会社では、年に数回のパンフレット作成及び新聞のチラシなどの広告費などが膨大になります。
しかし、楽天トラベルでは自社サイトで毎日の更新が可能で、売れ行きによっては柔軟にラインナップの変更や価格の修正ができるといった小回りが利くのが最大の強みとなっています。このように効率のよい作業で人件費も最小に抑えることができます。楽天トラベルは、出張での宿泊などビジネス利用で力を発揮しているようなイメージがありますが、近年では「ANA楽パック」などレジャーシーンでのマーケットの獲得にも力を入れています。
ホテルの予約、レジャーの予約、旅館の予約などでも楽天ポイントが付き、それが楽天サイト全体で使えるのが大きな強みでしょう。集客率は№1ということはいずれ旅行業界のガリバーといわれるJTBの牙城を脅かす存在になるかもしれませんね。